神社にお詣りに行ったら、自分の健康や仕事のこと、または家族のことなど、その年を何事もなく無事に過ごせるよう神様にお願い事をしますよね?
でも実は、お参りの際は願い事をしてはいけないという説もあります。
それは何故なのか。誰しもがお願い事をする場所として訪れるはずなのに、気になりますよね。
そこで本記事では【神社で神様に願い事をしてはいけない理由と神様に願い事をする意味、神社の正しい参拝方法】を紹介いたします。
神社にお詣りに行くときの参考にしてみてください。
神社で願い事をしても良い?してはいけない?
神社で願い事をしてはいけない理由
神社は、「神様に自分の願い事を叶えてもらうためにお祈りをするところ」と認知されている人が多いと思います。しかし、神社でお願い事をしてはいけないんです。
なぜなら神様は、あなたの願い事を叶えるために存在しているのではなく、あなたの人生を見守り、導き、助けてくださる存在だからです。
自分勝手なことばかり考えた願い事をお伝えしても、神様は聞き入れづらいことを頭に入れておきましょう。
しかし、一般的には人生において心に決めた大切な誓いや、くださなくてはいけない人生の決断は、参拝した際に神様に伝えるべきだと考えられています。
以下では神社でどのように神様に自分の意思を伝えれば良いかを紹介します。
神社について
神社とは?
神社は、古くから日本で宗教の一つである神道の信仰による祭祀施設といわれています。
神様として祀られているのが、産土神・天神地祇・皇室や氏族の祖神・偉人や義士などの霊。
他にも神道で祀られている神様は多彩で、神聖とされた山や川(河)・湖・沼などから、日本古来の神に属さない民俗神、伝説上の人物や、陰陽道・道教の神様。神仏分離を免れた一部の仏神などの外来の神様、稲荷や猿などの動物を祭神として祀っている神社があるそうです。
つまり、日本の各地に小さい神社や小さい祠などを含めると、約20万社の神社があるといわれています。
天神地祇とは、日本神話に登場する神様の分類のこと。
天神とは、天津神のことを意味しており、高天原にいらっしゃる神々、または高天原から天降った神々の総称といわれています。
地祇とは、国津神を意味しており、地である葦原中国に現れた神々の総称をいいます。
神社は、神社とも読み、ニュースなどで出雲大社のことを出雲大社と紹介される場合もあります。
ちなみに、別の漢字で神屋代と表すこともあり、屋は構造物や施設のことを意味しているのだそう。代は土地または、その範囲を意味しています。
明治になるまで、多くの神社は寺の管理下にあり、神社専任の管理者である神職だけではなく、神社を管理する社僧と呼ばれるお坊さんがおられました。
神社の正しい参拝方法
神社にお詣りにいったら正しいマナーで参拝したいと思いますが、実際どのような作法があるでしょうか。こちらに関しても、改めて調査してきた神社の正しい参拝方法を紹介いたします。
参拝にあたって
神聖な場所である神社への参拝は、服装にも気を遣う必要があります。服装にはその日の気持ちが表れると言われているので、参拝のときの服装はきちんとただした格好で行くのがおすすめです。露出の多い服装や派手な服装は避けましょう。服装に込めた気持ちがそのまま神様に伝わってしまうため、髪の毛などもそうですが、身なりは整えていくのがベターです◎
また、神社で最初に通る鳥居には一般社会と神様がいる領域を区切る結界のような意味があるといわれています。鳥居をくぐるときは、一礼してからくぐるのが丁寧な作法。参拝をおえて境内を出る際にも、もう一度、社殿の方を向いて一礼するとよいでしょう。
神社を参拝される際にしてはいけないことは、派手で露出度の高い恰好は避けて、お賽銭は投げるようなことはせず賽銭箱に丁寧におさめましょう。
また、お賽銭をおさめたあと長時間お祈りをすると、他の参拝者の人達に迷惑になることを忘れず、自分勝手な願い事をしないことが大切です。
正月などで多く参拝される神社は、お賽銭は遠くから投げ入れるようになっていますが、他の参拝者への配慮をした上で神社の仕来りにあわせたお賽銭をした方が良いでしょう。
参拝したときに伝えること
参拝したときに神様に伝えることがあるのをご存知でしょうか?以下では、そのことについて紹介します。
自分の名前と住所
一つ目は、「○○県△△市□□町××番地の鈴木一郎と申します。」と、自分の名前と住所を伝えます。
これは、神様に自分の存在を知らせる意味があるのだそう。人によっては勤め先までお伝えする人もおられます。また、神様にお伝えする際にはプライバシーな部分でもあるので、心の中で唱えるか小さな声で言うと良いでしょう。
参拝をする前に、名前と住所をお伝えしておくことで、神様とあなたの間に繋がりができるということを忘れないでおきましょう。
見守ってくださることに対する感謝
二つ目は、私たちが日々を暮らしていく中で、神様は恩恵である恵みや慈しみを与えてくださり、そして見守ってくださっています。そのため、お祈りをする際には神様へ感謝の気持ちを伝えることが、一番大切なことです。
日々、お世話になっている感謝の気持ちと、ご加護を賜ったことへの感謝を伝えるようにしましょう。
誓いや決断
三つ目は、人生において心に決めた大切な誓いや、くださなくてはいけない人生の決断も、参拝した際に神様に伝えるべきこと。
今までしたことがない新たな挑戦をする時や結婚など、人生の節目といわれる場面で、あなたの覚悟や誓いを神様に宣言しましょう。
「私は、目標としていることを成し遂げるために努力をします。どうか、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いします」と伝えることで、見守っていただけるようにお願いをします。これが本当の意味でのお願い事といえます。
また、神様が見守ってくださっているイメージをすることで、やり遂げようとしていている目標や誓いに向けて、積極的に行動を起こすことができます。
神社にお詣りに行く頻度ですが、特に決まりはありません。あなたがお詣りに行きたいと思ったときに行かれると良いでしょう。
行きたいと思って神社に行くことで、神様から良い運気をいただけます。
神社によって変わる参拝方法
神社の参拝方法ですが、二拝二拍手一拝が一般的なのだそう。しかし、神社や祀られているご祭神によっては、特別な作法があったりします。出雲大社や宇佐神宮では、二礼四拍手一礼だそうです。
参拝する前に、ホームページやパンフレットなどでお詣りに行かれる神社の参拝方法を確認すると良いでしょう。
旅先や、日ごろの散歩で見かけた初めましての神社は、こちらの神社に出会えた幸運と、神様に出会えた喜びをお伝えすると良いでしょう。
偶然、見かけたからといって、「ついでに参拝して行こう」という気持ちでお詣りに行くと、そのように神様に伝わってしまうのでしてはいけません。
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まとめ
本記事では、【神社で神様に願い事をしてはいけない理由と神様に願い事をする意味、神社の正しい参拝方法】をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
私は、神社にお詣りに行ったら神様にお願い事をすると親から聞いて育ったので、目から鱗な情報ばかりでした。
神社に参拝に行かれる際には、ぜひとも参考にしてみてください。
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