旅先や出かけた先でお寺に立ち寄ってお参りしたあと、「一息つきたい」と思ったことはありませんか?
そんな時に一休みできるのが、お寺に併設されている「お寺カフェ」。お寺のように落ち着いた雰囲気で過ごせる空間は、いつも行くカフェとは違った楽しみ方が出来て、出かける目的がお寺カフェになる人もいるそうです。
本記事では、「関西で人気のお寺カフェ&庭園も鑑賞できるお寺カフェ6選」をご紹介します。是非ご覧ください。
関西で人気のお寺カフェ3選!
D&DEPARTMENT KYOTO(d食堂)
京都府にある佛光寺の境内にある、「D&DEPARTMENT KYOTO(d食堂)(ディーアンドディパートメントキョウト)」。
こちらのお店は、カフェ(d食堂)の向いにショップがあり、お参りのあと、カフェでくつろいだり、カフェで使われている食器や食材などを買ったりすることができます。
カフェでは、京都産にこだわった食材が使われており、お弁当や軽食、飲み物や甘味などのメニューが豊富だそう。おすすめは、「京都定食」。京都を中心に製造・販売されている食材が使われていて、京都定食を食べることで、京都の名店の味を堪能できます。
料理の味も美味しくて、お寺にお参りしたあとに立ち寄ってくつろいでも良し、お土産を買うのも良しで、観光にも最適なお店となっています。
D&DEPARTMENT KYOTO(d食堂) |
(営業時間)11-18:00(食事L.O. 16:30 喫茶L.O.17:00) ※水曜休(2024/1/31現在) |
(公式HP)https://www.d-department.com/ext/shop/kyoto.html *最新の営業情報は、SNSで確認することができます。訪れる際には、事前に最新情報をご確認ください。 |
(佛光寺 公式HP)https://www.bukkoji.or.jp/index.html |
ソフトクリームがオススメ!
店内の雰囲気も落ち着いていて、休憩にピッタリなカフェです。
Le Clos Sous le cerisier
京都府にある醍醐寺の境内にある霊宝館が、2001年にリニューアルされたときにできた「Le Clos Sous le cerisier(ル・クロスゥ ル スリジエ)」。
家具で有名なIKEAのコンセプトと、醍醐寺の理念が合わさってできたフレンチカフェとなっています。お店の名前にある「スゥ ル スリジエ」は、フランス語で「桜の木の下で」。その名の通り春にはテラス席に出て、桜の木の下で食事を楽しむことができます。
おすすめは、こだわりの食材や薬味でオリジナルブレンドされた薬膳カレーや、じっくりと煮込まれた牛ホホ肉の赤ワイン煮込み、醍醐寺特製のマカロンが添えられたガトーショコラなど。どれも目移りしてしまうメニューばかりなので、興味が湧いた人は是非お立ち寄りください。
また、ル・クロスゥ ル スリジエの近くに、醐山料理 雨月茶屋(和食)や雨月茶屋売店もあるので、カフェでくつろいだあと、お店巡りをされるのはいかがでしょうか。
Le Clos Sous le cerisier(ル・クロスゥ ル スリジエ) |
(営業時間)10:00~16:30 ランチ14:00 L.O |
(定休日)毎週月曜日・年末年始 ※季節変動あり(事前に店舗へご確認下さい) |
※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございますので、ご予約・ご来店時は事前にご確認をお願いします。 |
(醍醐寺 公式HP)https://www.daigoji.or.jp/ |
シンプルな味の薬膳カレーは大人気です。
茶房 藤花
世界遺産であり、10円玉に描かれている「鳳凰堂」で有名な、京都府にある平等院。その平等院の境内にある「茶房 藤花」は、本格的な宇治茶をいただける日本茶専門のお寺カフェです。
厳選した京都府産の茶葉をオリジナルブレンドし、徹底した温度管理で抽出される技術と、お茶の香りを存分に感じるための仕掛けがされている茶器でお茶本来のうま味をあますことなく感じるための工夫をされているそうです。
おすすめは、何といっても宇治の抹茶。温かいものと冷たいもののどちらかを味わうことができます。添えられている和菓子とともに、お好きな方の抹茶で、お茶のうま味を堪能してみてはいかがでしょうか。
茶房 藤花 |
(営業時間)10:00~16:30 ※16:00L.O |
(休館日)月曜日・火曜日・水曜日 ※祝日の場合は営業。繁閑により変更あり。 |
(平等院 公式HP)https://www.byodoin.or.jp/ |
その他、関西で人気のお寺カフェは、安楽寺(カフェ椛)・高台寺(SLOW JET COFFEE 高台寺)・一休寺(虎丘庵)・観心寺(庫裏「KU-RI」)・一心寺(喫茶 緑州)・萬福寺(茶庭)・金戒光明寺(れん西楼 快庵)・金光院(お寺で気まぐれカフェ くろ谷 金光院)・三井寺(CaFe KanOn(カフェカンノン)、ながら茶房 本寿院)・満願寺(喫茶坊 縁)・心光寺(cafe こころひかる)・本瀧寺(ほんたき寺巣)があります。
関西で庭園を鑑賞できる人気のお寺カフェ3選!
珍しい苔の枯山水庭園がある「青岸寺」
滋賀県にある青岸寺の境内にある、「茶寮 喫茶去(kissa-ko)」は、2018年から住職が庭園を鑑賞できるカフェを経営されています。
庭園は、江戸時代前期の苔の枯山水庭園で、全国的にも珍しいものだそう。室内からでも枯山水庭園を楽しむことができますが、ある程度の雨が降ると、池泉庭園に変わり、普段とは違った庭園を楽しむことができるそうです。
喫茶は拝観者のみの提供で、カフェの人気メニューは「抹茶ラテ」だそう。可愛いお地蔵さんがラテアートされており、気持ちが癒されること間違いなしです。
茶寮 喫茶去(kissa-ko) |
(提供日)水曜日~日曜日 ※水曜日はドリンクのみ (営業時間)9:00~17:00まで(冬季は16:00まで) ※仏事により不定休あり |
(青岸寺 公式HP)https://seiganji.org/ |
笑顔のお地蔵さんラテアートされた抹茶ラテはオススメです。
ドリンクの横には花が添えらていて、癒されます。
予約をしないと見れない特別な庭園がある「退蔵院」
京都府にある妙心寺内の退蔵院は、4つの庭園を鑑賞することができる茶席 大休庵がある塔頭の寺院です。
庭園は枯山水庭園で、元信の庭・陰陽の庭・余香苑(池泉回遊式庭園)・方丈庭園(通常非公開)を鑑賞することができます。方丈庭園が通常非公開なのは、方丈(本堂)の内部は通常非公開だからだそう。方丈庭園を鑑賞するには、方丈の西にある「鎖の間」から年3回の特別拝観でしか鑑賞できないので、予約が必要となっています。
大休庵のおしながきは、退蔵院が所蔵している国宝「瓢鮎図」にちなんだ、オリジナルの半生菓子と抹茶をいただけるのだそう。抹茶と半生菓子をいただきながら、四季折々に移り変わる庭園の風景を鑑賞して、特別な時間を過ごされてはいかがでしょうか。
退蔵院 |
(拝観料) 一般600円(高校生含む)・小中学生300円 |
(公式HP)http://www.taizoin.com/ |
有名な茶人大名が作庭した庭園がある「大池寺」
滋賀県にある大池寺は、大名であり、茶人・建築家・作庭家・書家でもある小堀遠州が作庭した宝来庭園(鑑賞式枯山水庭園)があるお寺です。その庭園は、海をあらわした白砂の上に、宝船と船に乗った七福神を表現しており、作者の超越した才能を推察できます。
こちらの庭園では、樹齢350年の、臥龍の松(龍が伏せたかのようにみえる松)がありましたが、現在は別の新しい臥龍の松が植樹されているのだそう。二代目臥龍の松は、初代臥龍の松よりも規模は小さいですが、宝来庭園の見どころの一つといえます。
季節により様々な景色を鑑賞できる庭園ですが、5月下旬から6月中旬にかけて咲くサツキが、思わず見とれてしまうほど美しいのだそう。見事な庭園を眺めながら抹茶と和菓子をいただくのもおすすめです。庭園の中にある水琴窟の音色にも心が癒されて、何度も足を運びたくなる庭園といえます。
大池寺 |
(拝観料)大人400円、中学生300円、小学生200円 |
(公式HP)https://www.sunalix.co.jp/daichiji/ |
大池寺の見どころは蓬莱庭園。
8~9月は刈り込まれた模様が美しいのでオススメです。
その他、関西で庭園を鑑賞しながら抹茶などをいただけるお寺は、當麻寺(西南院、中之坊)・応聖寺・実光院・旧竹林院・南禅寺・一華院・慈光院・三千院・宝泉院・高台寺・桂春院・総持寺(ポタラ potala)があります。
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まとめ
今回、「関西で人気のお寺カフェ&庭園も鑑賞できるお寺カフェ6選」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?どのお寺カフェにもそれぞれ特徴があり、旅行などの出かける目的がお寺カフェになるのもすごく納得しました。
お寺カフェに興味があり、お参りしたあと立ち寄ってみたいと考えている人は、事前にお寺やカフェのSNSやホームページで、拝観料・営業時間・定休日などを確認のうえ訪れてみてください。
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