神秘的なパワーを持っていると言われている御神木ですが、「御神木に抱きついたり触ったりして良いのかな?」「バチは当たらないのかな?」と思ったことはありませんか?
御神木に抱きついたら、バチが当たって悪いことが起こるかもしれないと不安に思いますよね。
本記事では、【御神木に抱きついても大丈夫なのか】を解説します。
さらに、御神木の正しい参拝方法も紹介しますので、最後までご覧ください。
御神木に抱きつくのはマナー違反
結論、御神木に抱きついたり触れたりするのはマナー違反です。
では、一体なぜ御神木に抱きついてはいけないのでしょうか?
なぜ御神木に抱きつくのはダメなの?
御神木に抱きつくのがダメな理由は以下の2つです。
- 御神木は御神体でもある
- 木の皮や根を傷つけてしまう
1つずつ詳しく解説していきます。
御神木は御神体でもある
御神木に触れてはいけない理由は、御神木は神様の寄られる場所、いわば御神体でもあるからです。
御神木のような巨木は人間よりも高い霊性を持っている存在です。
人間が気安く触れてはならないとされています。
御神体でもある御神木に、気安く抱きついたり触れたりすることは失礼な行為になるので控えましょう。
木の皮や根を傷つけてしまう
御神木に抱きつくのがダメな理由の2つ目は、木の皮や根が傷んでしまうからです。
実際に、多くの人が木の皮に触れて、皮が薄くなってしまった例も…。
また、根の周りの土が参拝者によって踏み固められ、御神木は十分に水や養分が吸収できずに弱ってしまいます。
むやみに御神木に触ったり、ヒールで根を踏んだりする人がいるため、木の周りに柵を設置した神社もあります。
神社に迷惑がかかる参拝はしないように気を付けましょう。
御神木でなくても抱きつくのはNG
「御神木でなければ、神社の境内の木に抱きついたり触れたりしていいの?」という疑問が湧くかもしれません。
しかし、御神木でなくても、むやみに抱きついたり触れたりするのはやめましょう。
御神木の定義は様々です。
神社の境内にある木を全て御神木とする場合や、しめ縄などが巻かれている特定の木を指す場合もあります。
SNS等で御神木以外でも「この木は願いを叶えてくれる」と言う情報を見かけたことがあるかもしれません。
いずれにしても、神社の境内にある樹木は御神木でなくても神聖で大切にすべきものです。
神社の境内の木々はすべて大切にしましょうね。
御神木に触れてもいい例
一部の神社によっては、御神木に触れることが許可されている場所もあります。
そんな場所は、神社の公式サイトや看板などに、御神木に触れてもいいと記載されていることが多いです。
神社で御神木に触れていいかよくわからない場合は、必ず神社の方に質問しましょう。
神社側もマナーを守った参拝をしてほしいと思っているはずです。
親切に教えてくれますよ。
御神木への正しい参拝方法
諸説ありますが、マナーを守った御神木への参拝は以下の手順で行います。
- 御神木から少し離れた場所に立つ
- 目を閉じ、そっと手を合わせる
- 木が発した新しい空気を吸い込み、エネルギーを身体全体で感じる
シンプルな手順ですが、十分に御神木のもつパワーを感じることができるでしょう。
木の皮や根を痛める心配もありません。
ただ、間違っても御神木には触れないように注意して参拝をしてください。
マナーを守った参拝で、御神木の神聖なエネルギーを感じ取ってくださいね。
SNSで広まる誤った情報に注意!
御神木にまつわるトラブルの原因で多いのが、SNS等で誤った情報が広まってしまうことです。
実際に「御神木に抱きつくと御利益がある」という情報もSNSで広まった可能性が高いです。
誤った情報を信じた多くの参拝者たちが御神木に抱きついたり、触れたりして、木が弱ってしまった例があります。
マナーを守る参拝者にこそ、神様は力や御利益を授けてくれるはずです。
SNSの情報に踊らされず、神社の公式見解を大切にした方が良いでしょう。
正しい情報なのか迷ったときは、神社の公式サイトで確認してから参拝をするといいですよ。
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まとめ
今回は【御神木に抱きついても大丈夫なのか】について紹介しましたが、いかがでしたか?
御神木には特別な許可がない限り、抱きついたり触れたりしてはいけません。
御神木を参拝したいときは、木から少し離れた場所でそっと手を合わせましょう。
御神木から離れていても、パワーを感じることは十分にできるはずです。
SNSで広まる誤った情報に惑わされずに、マナーを守った参拝を心がけましょう!
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