海外から友人が来日してくれたらどちらに案内しますか?
日本の美味しいもの、楽しいところ、美しい場所など余すところなく堪能してほしいですね。厳かで美しい神社も訪れてほしい場所の1つ。
しかし、その際に不安になるのが「英語で正しく説明できるか」どうかですね。
そこで、本記事では【英語で伝えたい神社の「基本的なコト」】をシンプルな例文にして紹介します。
- まず「神社」とは何かを説明する
- 次に「お詣りの作法」を説明する
- Bow before through the torii gate, as you are entering the space of the deity. (神様の領域に入るので、鳥居をくぐるときは会釈をします)
- Take a ladle and cleanse your hands and mouth at the chozuya. (手水舎でひしゃくを取って、手と口を清めます)
- Toss a coin into an offering box. (お賽銭箱にお賽銭を投げます)
- Ring the bell and you give “two bows, two claps and one bow”. (鈴を鳴らして二礼二拍手一礼をします)
- 神社に関連する言葉
- まとめ
まず「神社」とは何かを説明する
A shrine is a religious facility in Shinto. (神社とは神道の宗教施設です)
神社は英語ではshrine(シュライン)です。厳密にはshrineは「神聖な場所」という意味なので、shinto shrine(神道の社)という言い方をすればより正確になるでしょう。
神道は日本固有の宗教なので、外国人の方にはもの珍しく映るかもしれません。しかし、そこは神聖な場所である、ということは伝えておきたいポイントです。
There are over 80,000 shrines in Japan. (日本には80,000を超える神社があります)
日本には大小合わせて80,000以上の神社があります。また、神社の格式やお祀りされている神様によって種類が分けられます。そのような説明もできるととてもスマートですね。
Each shinto shrine has objects of worship.(それぞれの神社にはご神体が祀られています。)という説明を加えると、より神道ならではの説明ができるのではないでしょうか。
日本には「八百万の神」という考え方があり、森羅万象に神が宿るのです。
次に「お詣りの作法」を説明する
外国人の方と一緒にお詣りする場合には、「お詣りの仕方」を教えてあげると喜ばれるでしょう。日本人でもはっきりと分からないことが多いお詣りの作法ですが、簡単に説明すると次のようになります。
Bow before through the torii gate, as you are entering the space of the deity. (神様の領域に入るので、鳥居をくぐるときは会釈をします)
鳥居は神様の領域と俗世を分ける境界なので、「神様の住む神聖な場所に入ります」という意味を込めて会釈することを伝えられたら良いですね。
さらに、When walking on the approach “sando”, avoid the center that is the path of deity.(参道の真ん中は神様の通り道なので避けて歩きましょう)と言えると神道や神社への理解が深まるでしょう。
Take a ladle and cleanse your hands and mouth at the chozuya. (手水舎でひしゃくを取って、手と口を清めます)
手水舎は心身を清めるための場所です。wash(洗う)よりも是非clense(清める)という表現をしてください。
手順としては、最初にひしゃくで水を汲んで左手、右手を洗い、左手に水を溜めて口をすすぎ、最後にひしゃくの柄を洗います。実際にやって見せながら説明するとわかりやすいでしょう。
たとえ手順を間違ってもDeity knows everything.(神様は(お天道様は)全部分かっているからね)、身を清めてから神様の前に行く気持ちが大切なんだよ、と伝えてあげたいですね。
Toss a coin into an offering box. (お賽銭箱にお賽銭を投げます)
お賽銭の金額に決まりはありませんが、Many people toss 5 yen coin since it is said to make a good luck.(良いご縁がありますようにと5円玉を投げる人が多いです)という説明を付け加えてあげましょう。
Any amount is OK. (金額に決まりはないですよ)
A 5 yen coin is a lucky coin in Japan.(5円玉は日本ではラッキーコインですよ)ということもできます。
Ring the bell and you give “two bows, two claps and one bow”. (鈴を鳴らして二礼二拍手一礼をします)
「二礼二拍手一礼」も実際にやって見せたほうが分かりやすいでしょう。また、神社によっては礼や拍手の数が違いますので、訪れた神社の作法に従ってください。
At the last bow, pray or say words of gratitude in your heart.(最後にお辞儀をするときは、心の中で祈ったり、感謝の言葉を唱えたりしましょう)と伝えられたら完璧ですね。
神社に関連する言葉
神主(神職)さんは一般的に、Shinto priest、巫女さんは、shrine maidenと訳されます。
また、神社によくあるものは以下のように英語で表現ができます。
- 拝殿は hall (of worship)
- 鈴は bell
- 賽銭箱は offering box
- お守り:an amulet, a charm
- おみくじ:a fortune slip, a paper fortune
- 御朱印:a seal stamp, a shrine stamp
- 手水舎:purification basin/fountain(手などを清める場所という目的を英語で添えれば伝わりやすいでしょう)
ぜひ、You can draw a fortune here.(ここでおみくじが引けますよ)と案内してみてくださいね。
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まとめ
今回は、英語が苦手でもシンプルに伝えられる例文を用いて、【英語で伝えたい神社の「基本的なコト」】をご紹介しました。
日本文化に興味がある外国人の方にとって、神社はとても神秘的で魅力的な場所です。その時に上記の例文を用いて英語で案内できたらきっと良い思い出になることでしょう。
外国人のお友達が来日された時には、是非参考にしてみてくださいね!
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